ギムナジウム教師ママのドイツ暮らし

ギムナジウム(高校)の一教師として、一母として、一日本人としてのつぶやき。

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安藤選手、スタメン出場。

昨日20日は、Essenにて対SG Essen-Schönebeckの試合が行われました。車で40-50分のところなので一家で応援に行ってまいりました。安藤選手は2試合目でスタメン出場!おめでとう。

小さな後姿ですが、しっかり歩いて入場する26番に、ギムナジウム教師ママはここですでに感動。早すぎ~。


選手リストにもしっかり名前が。
20100220Essen選手リスト

残念ながら、試合は1対1の引き分け。試合の様子はこちら↓。SG Essen-Schönebeck vs FCR Duisburg ハイライト動画 --DFB TV
Highlights SG Essen-Schönebeck vs FCR Duisburg

試合後の安藤選手。
20100220-essen-2.jpg

Duisburgとしてはこの引き分けは負けたに等しい結果だそうで、ファンの皆さんも選手の皆さんも落ち込んで
いました。

そういえば、今週は月曜日はカーニバルで、水曜日はチャンピョンリーグの試合観戦で、それぞれ練習が休みだったので、安藤選手は、試合前にもかかわらず練習が少ないことに驚いていました。挙句の果てに、休みの日にジムで当たり前にトレーニングをしてたらチームメートに「頑張りすぎて怪我しないでね~。私達はまだKozueを必要としてるんだから~」といわれて、「皆は休みの日にトレーニングしないのかなぁ」とこれまた驚いていました。その後の今日の皆さんの落ち込み振り。〈やっぱり皆の試合前の練習が少なかったんじゃ?〉などと、サッカー無知の私も考えてしまいました。

でも、次を目指して是非がんばってほしいですね。
次の試合は、3月7日と10日。Duisburgです。
ポツダムの試合が延期になったおかげで、安藤選手が来てからの4試合が制覇できそう。

ところで、試合前日にブログを見た友人から「ギド・ブッフバルトに向かって『この人誰?』はないんじゃない?」とお叱りを受けました。ブッフバルトさん、サッカーファンの皆様、勉強不足で申し訳ありません~。こんな私のような地元日本人(とその家族)が集まって、安藤選手の地元後援会を立ち上げました。微力ではありますが、安藤選手のドイツで快適に選手生活が送れるよう少しでもお力になれたらなあと思っています。日本のご家族やファンの皆さんから「安藤選手をよろしく!」とのコメントをいくつもいただきましたが、どうぞご安心くださいね~。
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☆優しい心臓

誤用は習得プロセスの鏡☆

昨日のでんでんクラブの時間でことわざの勉強中に。
ゆき先生 「鬼の目にも涙、ってどういう意味」
よっきぃ 「鬼も悲しくて泣いたり、優しい心臓があるってこと!」
ゆき先生 「そうだね。鬼みたいにこわそうな人にも、優しいがあるんだよね。」

この間違いはしょうがないですね。
ドイツ語では、心も心臓もHerz(英語のheart)ですからね。
しかも、ここのところのでんでんクラブのテーマは「身体部位」。
しっかり影響受けてるのは、うれしいといえばうれしい。

それにしても、優しい心臓って、、、、オカシすぎる。
ごめんね、よっきぃ。
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☆肉まんの生地、上手に細くのばせたよ。

誤用は習得プロセスの鏡☆

よっきぃ(6歳)。
肉まんの生地を棒でまあるくのばしていたときの一言。

細くのばす は
薄くのばす の間違い。

ドイツ語では「薄い生地」も「細い筆」もdünn。

語義の範囲が違うところから来る誤用です。
これは、成人日本語学習者にもよく起こる間違いです。
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☆ママ、石探して。/日本人はこの紙を温泉で使うよね。

誤用は習得プロセスの鏡☆

夏の日本帰省から数ヶ月。そしてただいま、私の仕事はフル回転。そうなると、よっきぃの日本語電池はだんだん切れかけてくるので、間違いがいっぱい!

表題の文は、文脈がないと分からない間違いですね。

「まま、この中から黒い探して」
レゴのブロックで一緒に遊んでいるときに、そういわれて素直に黒い石を探していた私は、途中で「石なんか入ってないよ」と言って「はっ!?」と気づきました。ドイツ語では、Lego Stein (レゴ石)と言うんですよね~。

「日本人はこのを温泉で使うよね」
といいながら、よっきぃが触っていたのは観葉植物の葉っぱ。ドイツ語で葉っぱはBlattですが、Blattはプリントなどの「紙」の意味もあります。
私が「紙?葉っぱ?」と聞き返すと、よっきぃは「あ、紙って言っちゃった。。。葉っぱ、葉っぱ。」とはにかんでいました。自分で「間違えちゃった」と認識し、内省できるようになったっというのは、また初めての出来事。

しかし、言葉の使いまわしとか文法的要素ではなく、こういう簡単な名詞にドイツ語が進出してきてるってことは、かなりインプット不足ということかも。。。。母、がんばらねば!

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☆ママが話すとき、よっきぃの頭はドイツ語がわからないの。

先日、学校で定年退職する教員の送別会がありました。その際に、私はドイツ人同僚とちょっとした出し物を(もちろんドイツ語で)しました。時間の都合で、よっきぃも同席しまして、以下の会話。

わたくし「ママ、ドイツ語ちゃんと話せてた?」
よっきぃ「うーーーーん、、、、、」
わたくし「(えっ、やっぱ、ひどかったかぁ。)」
よっきぃ「よっきぃはねぇ、ママが話すとき、ドイツ語はわからないんだよ」
わたくし「(そこまで、ひどうございましたか。。。)どういうこと?」
よっきぃ「ママが話すときは、よっきぃはドイツ語が頭の中に入らないんだよ。よぅく考えないと、意味が分からないの。」

要するに、通常日本語モードの人間が突然ドイツ語で話すと、言語の切り替えがうまくできないんですね。(ワタクシのドイツ語のレベルの件は、この際無視~)。バイリンガルの子供の頭の中が、一瞬垣間見えたような気がします。

よっきぃは、1歳で言葉を発し始めた瞬間から、「人(しかも外見)による言葉の使い分け」を実行していました。ドアを開けて入ってきたのが日本人だったら「こんにちは」、ドイツ人だったら「Hallo!」。ところが、大学などにいくと日本語のできるドイツ人という人種がやたら多くて、金髪ドイツ人に「こんにちは」と話しかけられると、混乱起こして私の後ろに隠れていました。それからレストランなどで、韓国人や中国人にドイツ語で話しかけられたときも、彼はしばしば思考停止状態に。「ママ、この人、何人なの?」とも言っていました。

別に私が言い聞かせたり訓練したわけでなく、家庭の中でママは日本語パパはドイツ語、と、「人による使い分け」を徹底した結果、「こういう顔の人は日本語で、ああいう顔の人はドイツ語」「○○語を話す人が○○人」と1歳児なりの仮説が立てられたんですね。でも、そのルールを一般化しすぎて(言語学では「過剰般化」といいます)混乱してたのが、1,2歳のころ。(赤ちゃんって、ほんと、思ってる以上に賢いですよね。)


6歳になった今、日本人と似たような顔をした別国の人もいれば、言葉だけで国籍やアイデンティティを規定できないことも、十分分かってきています。幼稚園にもダブル国籍の子供がいっぱいいますし、彼らの国籍と使用言語とアイデンティティ(ボクは○○人)は必ずしも一致してないからです。

それでも、言語の切り替えができないのは、この切り替えスイッチが自動化されているためだと思います。すなわち、「ママ→日本語」というモード切り替えが自動的に起こるので、「ママ→ドイツ語」とモードを切替るには、労を要するといいますか。

ここら辺が、子供の第二言語習得と大人の第二言語習得の違いですね。子供は切り替えスイッチの自動化を解除するのに苦労しますが、大人は切り替えスイッチを自動化するのに苦労しますよね。バイリンガル育児をしている親に「ミックス語」を話してしまう人が多かったり、私も日本語の教室でドイツ語を多用してしまったり。。。。。
じゃあ、いったい何歳くらいまでなら楽に「自動化」が体得できるのか。言語学習の臨界期とか敏感期とか言われる時期と、一致するでしょうね。興味津々であります。


ところで、冒頭の「教員の送別会」は同僚の手作り。スピーチにコーラスにクイズショーと、さながら教員の学芸会。敬虔なカトリック信者の校長先生も、背中に天子の羽をつけてお芝居してました↓(右から2番目が校長)。
送別会

こちらの学校には「教員の人事移動」というのがないので、去っていく先生方も外部から来た「元同僚」などのゲストも、20年以上の学校史に寄与した歴史的人物。「初の女性教員」なる方もいらしてました。ドイツでも「教師には女性が多い」イメージが強かったのですが、それは幼稚園や小学校の話だそう。ギムナジウムというのは(伝統的には)進学校で、保守的な男性社会だったようです。

退職する教員の一言が心にしみます。
「私が就任した当初は、学校には女性教員が1人しかいませんでした。それが、本日は『女性教員コーラス』に見送っていただける。感無量です。」

人事異動がないと、こうやって教員のほうにも愛校心が芽生えて、よい気がします~。
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